28.WordPressで作成したウェブサイトのバックアップをとる
今回はバックアップを作成します。
※これはバックアップ作成時点(2018/6/11)の情報ですので参考にされる場合は十分ご注意ください。
さくらインターネットではレンタルサーバにバックアップ機能がありますが、汎用性を考慮してここでは別の方法で行います。
具体的には「BackWPup」というプラグインを利用してバックアップファイルをDropboxに保存します。
※すでにDropboxのアカウントがあり、PC上で同期しているものとして進めます。Dropboxのアカウント取得方法等についてはこちらをご参考ください。▷Dropboxの利用方法
まずは、「BackWPup」をインストールします。
ダッシュボード画面から【プラグイン】→【新規追加】と進みます。
「Back」で検索かけると「BackWPup」が表示されますので、【今すぐインストール】をクリックします。
インストールが完了したら【有効化】します。
ようこそ画面が表示されますのでバックアップの設定を行います。
【新規ジョブを追加】をクリックします。
[一般]タグに合わせて、[このジョブの名前]を入力します。
[このジョブは…]項目で、[データベースのバックアップ]と[ファイルのバックアップ]にチェックを入れます。
[アーカイブ形式]はZipを選択します。
[バックアップの保存方法]は[Dropboxにバックアップ]を選択します。
あとはデフォルトで入力され状態のまま【変更を保存】をクリックします。
バックアップのスケジュールを決めます。
[スケジュール]にタグに合わせます。
[ジョブの開始方法]は[WordPressのcron]を選択します。
[スケジュールーの種類]と[スケジューラー]はデフォルトのままで【変更を保存】をクリックします。
これで毎日午前3時に自動でバックアップが取られる設定になりました。
[DBバックアップ]タグはデフォルトのままで大丈夫です。
[ファイル]タグではバックアップするフォルダを指定します。
すべてバックアップとりますので、除外にチェックが入っていた場合はチェックをはずします。
※BackWPupは除外します。
[宛先:Dropbox]タグでDropboxとの接続を行います。
【Dropboxのアプリ認証コードを取得】をクリックします。
ちなみに[ファイルを削除]項目の数はデフォルトで15になっていますので、保存先フォルダに15個ファイルができると(今回の場合は15日分)、次回バックアップが取られた時点でもっとも古いファイルが削除されます。消したくないファイルは別フォルダに移しておけば、そのファイルは削除されずにすみます。
PCがDropboxと同期していればアクセス許可を求めるページが開きますので、【許可】をクリックします。
許可するとDropboxのアクセス認証コードが表示されます。
[Dropboxのアプリへのアクセス]欄に先ほどのDropboxアクセス認証コードを貼り付けて【変更を保存】をクリックします。
認証済みとなりましたら、【今すぐ実行】をクリックします。
これでバックアップが開始されます。
完了しました。
Dropboxにバックアップファイルができました。
これでDropboxにバックアップはできましたので、次回はそれを復元させたいと思います。
と、いきたいところでしたが、問題が発生しました。
バックアップに使用するファイルは、サイトの設定やデザインなどが入っている「wp-content」フォルダと記事が入っているデータベースファイル(SQLファイル)です。
そのデータベースファイルのバックアップが取れませんでした。
本来なら、赤枠の部分にSQLファイルをはじめとしたファイルがいくつか取れるはずなのですが、何回も設定を変えて実施してみましたが、まったくだめでした。
インターネットでも調べましたが、データベースのみバックアップできないという例は見つからず、解決することができませんでした。
そこで、データベースファイル(SQLファイル)だけ別の方法でバックアップをとることにします。
以下は、BackWPupでデータベースファイル(SQLファイル)が正常にバックアップ取れた方はとばしていただいて大丈夫です。
phpMyAdminでデータベースのバックアップをとる
さくらインターネットのサーバコントロールパネルにログインします。
ログインできたら、【データベースの設定】をクリックします。
[データベースの設定]画面で【管理ツールログイン】をクリックします。
phpMyAdminが開きますので、[ユーザ名]、[パスワード]を入力して【実行】をクリックします。
※ユーザー名はデータベースのアカウント、パスワードはデータベース接続用パスワードです。
ログインできたら【データベース】をクリックします。
保存するデータベースをクリックします。
【エクスポート】をクリック。
エクスポート設定が開きますので、以下の設定を行います。
※デフォルトで設定されているものもあります。
①[Export method]を[詳細]にする。
②[フォーマット]は[SQL]を選択。
③[Tables]は[全選択]にチェック
④[出力]、[フォーマット特有のオプション]はデフォルトのまま
⑤[生成オプション]の[DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する]、[IF NOT EXISTS]にチェックを入れる。
⑥[Data creation options]、[エンコーディングへの変換]はデフォルトのまま
⑦【実行】をクリック。
データベース(SQLファイル)がダウンロードできました。
わかりやすいところに保存しておきます。
これでようやくバックアップが完了です。
次回はこのバックアップからサイトを復元させたいと思います。