29.バックアップからWordPressで作成したウェブサイトを復元する
WordPressの復元
今回は前回取ったバックアップからサイトを復元します。
▷バックアップ作成方法はこちら(「28.WordPressで作成したウェブサイトのバックアップをとる」)
手順は大きく分けて以下のふたつです。
- コンテンツの復元
- データベースの復元
まずは下準備です。
Dropboxにバックアップしたフォルダをデスクトップにコピーします。
フォルダを右クリックし、【すべて展開】をクリックします。
展開できたフォルダの赤枠で囲まれたファイルを使用します。
※SQLファイルは別方法でバックアップしたものをフォルダ内に移動してあります。
WordPressコンテンツの復元
バックアップの復元には、自PCとレンタルサーバとのファイルのやり取りが必要になります。
そこでファイル転送ソフトをインストールします。
使用するのはWindows、Macに対応しているフリーソフトの「FileZilla」です。
ファイル転送ソフト(FileZilla)をインストールする
まずはサイトにとびます。▷FileZillaダウンロード
サイトが開いたら、【Downfoad FileZilla Client】をクリックします。
Windows用のダウンロードページにとびますので、再度【Downfoad FileZilla Client】をクリックします。
ダウンロードができたら、EXEファイルをクリックして展開します。
規約画面が出たら、【I Agree】をクリック。
FileZillaを使用するユーザーを選択します。画像はすべてのユーザーを選択しています。
ユーザーを選択したら【Next】をクリックします。
コンポーネント選択画面に進みますので、すべてにチェックを入れて【Next】をクリックします。
保存先はデフォルトのまま【Next】をクリックします。
スタートメニューフォルダの選択はデフォルトのままで【Next】をクリックします。
PCの中にセキュリティソフトがなければ【Install】なるようです。
インストールが完了したら【Finish】をクリックします。
※私の場合は、途中に何回かセキュリティソフトのポップアップが出ました。
デスクトップにアイコンができました。インストール完了です。
バックアップを復元する
先ほどインストールしたFileZillaを開きます。
開きましたら【ファイル】→【サイトマネージャー】と進みます。
サイトマネージャーが開いたら【新しいサイト】をクリック。
レンタルサーバ登録完了のメールを参考に、以下のように入力、設定をします。
①任意のサイト名を入力
②ホスト名はメールにある[FTPサーバ名]を入力
③プロトコルは「SFTP」を選択
④ログオンの種類は「通常」を選択
⑤ユーザーはメールにある[FTPアカウント]を入力
⑥パスワードはサーバパスワード(レンタルサーバコントロールパネル時に使用するもの)を入力
最後に【接続】をクリックします。
パスワードの保存を任意に設定し【OK】をクリックします。
セキュリティに関するダイアログが出ますので、[常にこのホストを信用し、この鍵をキャッシュに追加]にチェックを入れて【OK】をクリックします。
「”/home/work-as-fun”のディレクトリリストの表示成功」となれば接続成功です。
中段右側にレンタルサーバのフォルダツリーが表示されますので、「www」フォルダをクリックします。
下段下側にWordPressフォルダ「wp」が表示されます。
そして「wp」フォルダをダブルクリックするとファルダ内のファイルが表示されます。
この赤枠内の「wp-content」フォルダをバックアップもので上書きすれば、コンテンツの復元は完了です。
実際に復元を行います。
デスクトップにコピーしたバックアップフォルダ開き、「wp-content」をドラッグ&ドロップします。
動作選択のダイアログが出ますので「上書き」のまま(デフォルトでなっています)【OK】をクリックします。
※[常にこの動作を利用]にチェックを入れてください。これがないとファイルごとに上書きするか確認されてしまいます。
転送が完了しましたらサイトの表示と動きを見て、問題ないがないかを確認します。
データベースの復元
データベースの復元方法は、phpMyAdminでバックアップしたSQLファイルを、レンタルサーバのデータベースに上書きインポートします。
まずはレンタルサーバのコントロールパネルにログインします。
ログインできたら、【データベースの設定】をクリック。
データベース一覧で【管理ツールログイン】をクリックします。
phpMyAdminログイン画面が開きますので、ログインを行います。
ログインできたら左側のデータベースをクリック。
データベースのテーブルが表示されますので【インポート】をクリック。
デスクトップにコピーしたフォルダから、データベースファイル(SQLファイル)を選択し【開く】をクリックします。
あとはデフォルトのまま【実行】をクリックすれば完了です。
完了しました。
サイトでもいくつかページを開きましたが、問題なく表示されていました。これでバックアップから復元までが完了しました。
前回も述べましたが、データベースのバックアップがプラグインでできずにかなり苦戦しました。
ただ、「wp-content」フォルダとデータベースファイル(SQLファイル)がのバックアップが取れれば基本的にはウェブサイトの復元ができることがわかりました。
復元もそのふたつをバックアップ取ったもので上書きするだけなので、方法自体はそこまで複雑ではありません。
バックアップの方法を確立してしまえば、今後、サイト作成中に何か不具合が起こったり、レンタルサーバを移設したりする際も安心できます。(本当に成功してよかった・・・)
長くなりましたが、今回はここまでです。
次回はセキュリティ向上のために、ウェブサイトのSSL化をしたいと思います。