【VPSサーバ構築04】ウェブサーバをインストールする

   

ウェブサーバをインストールする

 今回はウェブサーバをインストールして設定を行います。

ウェブサーバさえあればブラウザでウェブページを表示させることができます。
参考:1.ウェブサイト制作に必要なもの

使用するソフトはApacheです。Linuxで使われるウェブサーバではもっとも高いシェアを誇り無料で使用できます。

      

※以下のコマンドではroot権限が必要なためsudoコマンド使っています。

Apacheをインストールする

インストールにはyumコマンドを使用します。パッケージ名はhttpdです。

$ sudo yum -y install httpd

    

ドキュメントルート

ウェブで公開されるトップディレクトリをドキュメントルートと呼びます。

デフォルトではドキュメントルートは/var/www/htmlとなっています。

つまり、/var/www/html/index.htmlというファイルを作成すると「http://サーバ名(IPアドレス)/index.html」で外部からアクセスができます。

Apacheの起動

Apacheの起動をします。

$ sudo systemctl start httpd.service

 

Apacheの自動起動(システム起動時)設定もしておきます。

$ sudo systemctl enable httpd.service

   

ファイアウォールの設定

デフォルトでは外部からウェブサーバへのアクセスは許可されていません。

そこでファイアウォールに対して80番ポート(http)へのアクセス許可の設定を行います。

まずはhttpのアクセスを許可します。

$ sudo firewall-cmd –permanent –add-service=http

※permanent,addの前のハイフン(‐)はふたつです

 

次に設定を読み込みます。

$ sudo firewall-cmd –reload

※reloadの前のハイフン(‐)はふたつです

 

ここまで終わればブラウザから自分のウェブサイトにアクセスできます。http://IPアドレス/で検索をかけて、テストページが表示されればOKです。