【VPSサーバ構築06】WordPressをインストールする

     

データベースの準備をする

まずはWordPressでデータベースが使えるように準備します。

以下のコマンドを入力してMariaDBに接続します。

$ mysql -u root -p ※パスワードはMariaDBのパスワードです。

   

ここからはMariaDBの操作になります。

WordPress用のデータベースとユーザを作成します。
まずは以下のコマンドでデータベースを作成します。

> CREATE DATABASE wpdb;
※wpdbはデータベース名

 

ユーザに全権限を付与します。

> GRANT ALL PRIVILEGES ON wpdb.* TO “wpuser”@”localhost” IDENTIFIED BY “任意のパスワード”;

 

最後の権限を反映します。

> FLUSH PRIVILEGES;

 

作業が完了したのでMariaDBへの接続を終了します。

      

       

WordPressをインストールする

※6/9追記

最新版のWordPressはPHP5.4.xでは動作しません。先のバージョンの場合はPHPのアップデートが必要となります。

参考:【VPSサーバ構築11】PHPのバージョンアップをする

   

以下のコマンドでウェブサイトから最新版のWordPressをインストールします。

$ curl -LO http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz

     

インストールしたファイルを展開します。

   

これでWordPressディレクトリが作成されました。
次にこのディレクトリをドキュメントルート配下に設置します。ディレクトリはデフォルトから変更した方がセキュリティ的には向上しますので、それもあわせて行います。

$ sudo mv wordpress /var/www/html/任意のディレクトリ名

    

Apacheが適切にアクセスできるように上記ディレクトリの所有者と所有グループを変更します。

$ sudo chown -R apache:apache /var/www/html/「任意のディレクトリ名」

  

次にWordPressの設定を行います。

  

WordPressの初期設定をする

/var/www/html/「作成したディレクトリ名」配下にあるwp-config-sample.phpというファイルがありますので、このファイルをwp-config.phpというファイル名に変更します。

※カレントディレクトリを移動してから作業を行います。
$ cd /var/www/html/「作成したディレクトリ名」

$ sudo mv wp-config-sample.php wp-config.php

   

wp-config.phpファイルをviコマンドで編集します。

編集箇所は以下の通りです。
database_name_here → wpdb
username_here → wpuser
password_here → 「設定したパスワード」

編集が終了したらアクセス権を変更して読み取り専用にします。

$ sudo chmod 400 wp-config.php

ここまでできたらブラウザからWordPressの設定を行います。
下記のURLをブラウザを入力します。
http://VSPのIPアドレス/作成したWordPressディレクトリ/wp-admin/install.php

赤枠部を入力orクリックしてセットアップを行います。
そのままログインを行えばWordPressを使用できます。サイトのデザインや記事投稿方法はサイト制作記録を参考してください。

次回は独自ドメインの設定を行います。