【VPSサーバ構築07】独自ドメインを設定する

      

サイトに独自ドメインを設定する

今回はサイトに独自ドメインを設定します。

方法はさくらインターネットのDNSサーバのゾーン設定をします。

DNSサーバとはIPアドレスとドメインをひもづけるための情報を保管するサーバです。
ユーザがURLを入力すると、DNSサーバでURL(正確にはドメイン)と自分のウェブサーバのIPと照らし合わせて、ユーザを自分のウェブサイトへアクセスさせます。

ゾーンとは、1台の権威DNSサーバが管理する範囲のことを指します。
今回はVPSのIPアドレスをさくらインターネットのネームサーバに設定します。この操作をゾーン設定をするといいます。

今回はVPSのIPアドレスをさくらインターネットのネームサーバに設定します。この操作をゾーン設定をするといいます。

まずは独自ドメインを取得します。
独自ドメインはさくらインターネットのサイトから取得できます。

    

ページの案内に沿って進めれば簡単に取得できますので、取得自体は割愛します。

独自ドメインが取得できたらさくらインターネットの会員メニューにログインします。
ログインしたら【ドメインの確認】をクリックします。

    

確認画面に進んだら画面下方の【ドメインメニュー】をクリックします。

     

ページが変わったら設定したいドメインで【ゾーン編集】をクリック。

※反映には時間がかかります。【ゾーン編集】のボタンが出てから進めてください。

     

現状ネームサーバに対する深い知識がありませんので、簡単設定で進めます。
[サーバのIPアドレス]欄にVPSのIPアドレスを入力して【送信】をクリックします。

    

以下の画面になったらゾーン設定は完了です。

    

実際に取得したドメインを使用してサイトにアクセスしてみます。

Apacheサーバのテストページが表示されました。
これはウェブサイトのトップページのディレクトリ(URL)がhttp://toybox-blog.jp/「作成したWordPressディレクトリ」配下にできているからです。

参考:【VPSサーバ構築06】WordPressをインストールする

URLの末尾にWordPressをインストールしたディレクトリを追記するとウェブサイトのトップ画面が表示されます。

     

WordPressに独自ドメインを設定する

WordPressに独自ドメインを設定するにはいくつかステップがあります。

  

①wp-config.phpを編集

まずはWordPressディレクトリにあるwp-config.phpファイルを編集します。

viコマンドで開いて(sudoコマンドが必要)、以下の2行を追記します。

define(‘WP_SITEURL’,’http://toybox-blog.jp/「WordPressディレクトリ」/’);
define(‘WP_HOME’,’http://toybox-blog.jp/’);

保存したら編集は完了です。

  

②index.phpファイルを編集する

次にWordPressディレクトリにあるindex.phpを編集します。

viコマンドで開いて(sudoコマンドが必要)、最終行を以下のように編集します。

編集前:require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp-blog-header.php’ );

編集後:require( dirname( __FILE__ ) . ‘/「WordPressディレクトリ」/wp-blog-header.php’ );

保存したら編集は完了です。

   

③index.phpファイルをWordPressディレクトリと同階層に移動する

WordPressディレクトリ配下にあるindex.phpファイルをWordPressディレクトリと同じ階層(index.phpファイルから見て一段上の階層)に移します。

以下のコマンドで実施します。

$ sudo mv index.php ../

これでURLにWordPressディレクトリを含めずにサイトにアクセスできます。

 

今回はここまでです。
次回はサイトのSSL化を行います。